管理会社と連絡がつかない場合の契約の解除
★質問
引越しするために、退去届を郵送したところ、郵便物が返ってきたので不動産会社に電話をかけたら繋がらず、退去の手続きが出来ない状況です。
物件を借り初めてから数ヶ月した頃に、管理している会社が変わったという連絡が電話であり、その頃から不安はあったのですが、今回退去するにあたってその会社とも連絡がとれなくなったため、
不動産協会に連絡し、その旨を話したところ、契約した会社は協会を退会していると言われました。
賃貸人代理として不動産会社が仲介に入っている形で、賃貸人の方の住所は契約書に記載されていますが電話番号等は記載されてないません。
賃貸人の方と直接連絡する方法は記載されている住所にこの事を伝える手紙を送るなどだと思うのですが、直接やり取りをしてもいいものでしょうか
私はどうすればいいのでしょうか。
こんなことは初めてなので、相談させていただきました。
相談者様
「賃貸人代理として不動産会社が仲介に入っている形」
→「代理」と「仲介」(相談者様が手続きをした不動産会社)が同じ会社ということでしょうか?
それに加えて管理会社も変更となり、さらにその変更後の管理会社まで連絡がつかない、というのは大変な状況ですね。
賃貸借契約というのは、貸主と借主との契約です。それ故、当該契約の解約も「貸主」にすれば、通常、問題ありません。
一般に賃貸借契約書には管理会社が書いてあり、貸主との連絡は管理会社を通してしますが、物件によっては、管理会社が書いてなく、貸主が直接、管理している物件もあります。(ただ、その場合も契約書の「管理」などの欄に連絡先が書いてある場合が多いと思いますが) そのような場合はもちろん、貸主と直接やりとりをすることになります。
今回のように管理会社が変更となり、さらに連絡がつかないとなると、貸主に直接連絡するしかありませんね。契約書のひな型には貸主の電話番号が書いてないものが割とありますので、貸主が法人ならインターネットで調べたりできますが、個人の場合は郵送するしかないと思います。契約書に解約の届け出等がついているものであれば、それをコピーして使えばいいと思いますが、そうでなければ、ネット検索すれば、いくつもひな型が見つかると思いますので、それを送れば大丈夫かと思います。
ただ、気になるのは管理会社と連絡がつかない、というところですね。通常、管理会社が変更となれば、連絡が来るはずです。管理会社が倒産してしまっていても、新しい管理会社についての連絡があるのが通常です。ですので、もしかすると、貸主にも高齢等で何らかのトラブルがあったのかもしれませんね。郵送するにしても、書留等、記録が残る形にしておいた方がいいかもしれません。